2023年11月01日
錦秋の候、会員の皆様におかれまして益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は、クラブ運営に格別のご協力を賜り有り難く厚く御礼申し上げます。
さて、令和5年9月24日及び10月29日開催の理事会におきまして、令和6年1月から諸料金の改定を別紙の通り実施することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
武蔵カントリークラブでは、新型コロナ感染症により様々な営業制限を設けてまいりましたが、社会経済活動の正常化に伴いそれもほぼ解除され、コロナ禍前のクラブライフが戻り、おかげさまで多くの会員やゲストの皆様にご来場いただいております。
その一方で、エネルギー価格に代表される諸物価や資材および経費の高騰に加え、最低賃金の大幅な引上げ、全世代型社会保障の構築を目指す政府の方針等による労務関係の規制の変更や、勤労者の所得アップなどの社会的要請が、当クラブの費用に大きな割合を占める固定費の増加に繋がっております。また、慢性的な人手不足に加え、猛暑や豪雨などの天候不順もあり、経営環境は今後更に不透明な状況を推移すると予測されます。
財務委員会では、これらの構造的な変化を踏まえ、「会員制ゴルフクラブの会員には、手入れの行き届いたコースで質の高いサービスを利用していただくと同時に、クラブを支えていただくために一定のご負担をお願いする。」との考え方から、諸料金の水準について年初から慎重に検討を進めてまいりました。
その結果、現下のゴルフ場を取り巻く環境と先行きを展望すると、現行の料金体系では、健全な財政状態を維持しながら、人材の確保や、より一層のクラブライフの充実を図っていくのは難しく、諸料金の改定が急務であるとの結論に至りました。その上で、具体的な諸料金の改定におきましては、「会員種別・年齢・ゲストを問わず全てのプレーヤーに相応のご負担をお願いする。」ことを基本に、委員会で承認し理事会に諮った次第でございます。
会員及びゲストの皆様にはご負担が増えることになりますが、今後の武蔵カントリークラブの発展と諸般の事情をご賢察の上、ご理解とご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。
